匠のぶっちゃけ話

ぶっちゃけた話をします。

突然の給与減の通告

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こんな経験ありますか?

ある日の事、会社のNO.1に会議室に呼び出された。10人くらいの事務所なので狭く壁が薄い。ので会議室の音声は少しだが事務所にいればだいたいどんな会話かわかる。

こんなシチュエーションで会議室に入った。

そこで、いきなり、来月から給料を2/3にする。加えて3か月間会社から与える営業成績で数字を見て3か月後にレビューしてその後の条件は決めようと。。

そう。なにも前触れもなく、いきなり。

言われた時は固まっちゃいましたよ。さすがに。

突然すぎてあまり質問できなかったけど、一つだけ明確になった条件が

①数字達成すれば給料は元に戻る

②数字達成不可なら給料の再度下げと使用期間の設定

だけ。

要は。数字を達成しなければ会社の思うように料理されるってわけだ。

この条件に納得するのであれば、契約書にサイン。納得しなければ。。

私のどうなるという問いに「解雇」するだって。

気分悪いので時間くださいと言い会議室を出た。

出たとたん事務所にいるみんなからの視線が私に集中した。

痛いくらいだったよ。なんか公開処刑された感じだった。

 

その日はジムにもいかず、まっすぐ帰宅し子供が寝てからこのことを嫁に報告した。

このことを聞いた嫁も固まって動揺していた。

しばらく固まって。しばらく考えて。そして私に向かって、契約書とか法律に関係あることだから、弁護士に聞いてみたら。とアドバイス

女の人は強いと思った瞬間だった。

 

その後、初回無料相談の弁護士3か所にアポイントを取って、相談に行くことにした。

3か所回った結果今回の会社からの通告は、受ける必要なし。

☑給料の減額が基本給も減額しないといけないので、私の同意が必要。

☑同意せずに会社が勝手に給料を減らすと、会社を訴えることができる。

☑今回の契約書にサインすれば、入社時の契約書は無効になる。

☑会社は簡単に労働者を解雇できない。

☑強引に解雇されれば会社を訴えることができる。

このようなことが理解できた。このような法律に関しては全く無頓着だったので非常に収穫は大きかった。

 

もちろんサインはせずにそのまま平行線が続いたが、こんな会社にいてられるかと思っていたころ、同じ業種の会社から声がかかり転職した。半年後の話だった。

 

入社した時に労働契約書を会社と結んでいるので、契約書をきっちり保管する。契約内容を把握しておく。特に給料の内訳と労働使用期間が重要。

給料の内訳は基本給なのか歩合給なのか、手当は何がいくらあるのか理解しておいたほうがいい。歩合給や成績給は成績によって左右されるので、会社からの数字が出されれば反論することは難しい。しかし私のように基本給の部分まで減額対象になれば、本人が了解するまでは勝手に減額できない。

労働使用期間については、契約期間ありの場合と、定めなしの場合がある。私は定めなしの契約だったので、もし今回の契約を飲めば、契約期間が定めなし→3か月後に数字をレビューして契約期間が設定される。契約期間定めなしから契約期間ありになるめちゃくちゃ大きな違いだった。

もちろん会社もアホじゃないから、労働問題の事は熟知していると思うが、今回の数字が達成できれば給料戻してやるとか、サインしなかったら解雇するとか、労働者に動揺させて有利に話を進めるいわばマニュアルなんでしょう。私たち労働者側は日ごろこのような労働問題には疎く、自分と会社の間の条件は法律的にはどうなのか理解している人は少ないと思う。

リストラ、左遷、給与減などは突然でいつ起こるかわからないので、少しこの労働問題の法律を少し知っておくだけでも、何が起こっても余裕ができるし、知っている人間には強引にしてこないだろう。

それでも強引にすすめる会社もあるが、その時はきちっと弁護士など相談して会社を訴えきっちり損害賠償などを請求すればいい。自分が、明らかにさぼっていたり、会社のお金をちょろまかしたりせず、普通に仕事していれば堂々と訴えればいい。そのために労働問題の法律があるのだ。

あと重要なことは、会社の就業規則は必ず理解しておいたほうがいい。給料の事、昇進、降格、退職、解雇などの事が社内で決まりがそれぞれなのでこれは会社勤めする者にとっては当たり前の事。

住んでいる国のルールは知っているが住んでいる町のルールを知らないのと一緒なのだ。就業規則は社員に開示していなければいけないので理解しておいてね必ず。

終身雇用は終わりました。年功序列ももう過去の話です。自分で食べていかないといけません。自分のちからで家族を養っていかなければなりません。しかし、いつもうまくいくとは限りません。ただ、何かあったときに自分を守ることはできます。それは情報と知識です。今回のようなほんの小さな知識です。

 

1回目のぶっちゃけ話を書きました。私もアラフィフなのでいろいろ経験しています。

25年もサラリーマン(5社経験)していると何かお役に立てることもあるかもしれません。今後もお付き合いできましたら幸いです。

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